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こちらのページではクリーニング業界で活かせる資格をご紹介しています。さまざまな資格がありますので、クリーニング業界で働きたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
クリーニング業界で活かせる資格といえば国家資格である「クリーニング師」が思いつく方も多いでしょう。しかし、それ以外にもさまざまな資格を活かすことができます。ここでは、クリーニング業界で活かせる資格についてまとめました。
「繊維製品品質管理士(Textiles Evaluation Specialist=TES)」は、アパレルや繊維業界における企業活動の合理化や消費者利益の保護、企業と消費者の間の信頼関係の改善を図るといったことを目的とし、商品の企画や仕入れ、品質設定などを行える知識などを身につけている場合に与えられる資格です。
クリーニング業界は、繊維製品の品質に関する知識が求められる業界です。そのため、TESの資格取得を目指す人も多くいます。お客さまとのトラブルや、アパレルメーカーとのやり取りの中で役立つ知識も得られるでしょう。 TES資格を取得するには、日本衣料管理協会の行う認定試験に合格する必要があります。試験では、繊維製品の品質管理業務に必要とされる基礎知識と応用能力を問われます。
「有機溶剤作業主任者」は、有機溶剤を取り扱う場合に作業方法を決定したり、作業の指揮をする責任者です。さらに、機器類を点検する、保護具が使用されているかどうかを確認する、有機溶剤中毒防止措置がしっかりと行われているかといった点を確認するのも有機溶剤作業主任者の役割とされています。
これは、有機溶剤は取り扱いを誤った場合には事故につながる可能性があるためです。クリーニング業では、ドライクリーニング用の溶剤を扱う点から、有機溶剤作業主任者資格は管理者が持つべき資格とされています。
有機溶剤作業主任者資格を取得したい場合には、まず「有機溶剤作業主任者技能講習」を受講し、修了試験に合格するという流れになります。ただし有機溶剤作業主任者として働く場合には、事業者に選任される必要があります。
「ボイラー技士」とは、ボイラーと呼ばれる熱源設備を取り扱う中で正常に運転させるために、点検や管理、修繕などを行います。ボイラーはしっかりと管理を行わないと事故に結びつく可能性もあることから、取り扱いには注意が必要です。クリーニング工場にはお湯を作るボイラー室があるため、ボイラー技士の資格と知識を持っていることで重宝されるといえるでしょう。
ボイラー技士の資格には特級、1級、2級の3種類があります。2級ボイラー技士は実務経験がなかったとしても、試験に合格することとボイラー実技講習を受講することで資格の取得が可能となります。試験では、ボイラーの構造と取り扱いに関する知識を問われるほか、点検や異常時の処置や関係する法令の知識も問われます。
「危険物取扱者」とは、消防法で定められている危険物を取り扱う際、また危険物の取り扱いに立ち会う際に必要な国家資格であり、甲種・乙種・丙種の3つの区分があります。乙種と甲種については受験資格がないことから誰でも受験が可能となっています。甲種を受験するには、「乙種危険物取扱者免状を有する」などの受験資格を満たすことが必要です。
一定数量以上の危険物を取り扱うクリーニング施設の場合には、必ず危険物取扱者を置くことになります。
特別管理産業廃棄物が発生する事業者においては、廃棄物処理法で「特別管理産業廃棄物管理責任者」を設置することが定められています。その役割は、特別管理産業廃棄物の管理全般を責任者として行うこととされています。この「特別管理産業廃棄物管理責任者」は誰でもなれるわけではなく、環境省令により定められた資格が必要となります。
ドライクリーニング所において廃棄物処理法に規定する特別管理産業廃棄物が発生する場合には、特別管理産業廃棄物管理責任者を選任する必要があります。こちらの資格は、資格要件に該当する人または日本産業廃棄物処理振興センターが行っている講習会の受講などにより資格の取得が可能となります。